更年期を迎えてから、なぜか「洗濯がしんどい」「料理したくない」と感じることが増えました。やる気が出ないというより、“体が動かない”。
そんなとき、「ちゃんとやらなきゃ」という呪縛を手放したら、気持ちがぐっとラクになったんです。
そこで今回は、私が更年期と家事のバランスをどう整えてきたか、そして心身を助けてくれたアイテムについてお話しします。
無理して家事をこなすと、あとで動けなくなる
更年期に入ってから、以前のようにテキパキ家事がこなせなくなりました。 特に午前中は体が重く、洗濯機を回すことすら億劫に感じることも……。
「今日は何もしていないのに、夕方にはぐったり」 そんな日が続くと、自分を責めてしまいそうになりますよね。
でも、あるとき気づいたんです。

できるときにやればいい。できない日は、無理しない。
そう思えるようになったら、少しずつ心も体もラクになっていきました。
“ちゃんとやる”を手放したら、心が軽くなった
「毎日ちゃんと掃除しなきゃ」「夕飯は手作りしなきゃ」と思い込んでいた私。
でも、そんな“ちゃんと”は、いつの間にか自分を苦しめるルールになっていました。
冷凍食品を使ったっていい。 掃除が2〜3日できなくても、誰も困らない。
そうやって「しなきゃ」をゆるめていったら、 肩の力が抜けて、家の中に自然と笑顔が戻ってきた気がします。
朝がつらい日は“昼スタート”でもいい
私の場合、特に朝の動き出しがつらいことが多いんです。 早起きして家事をスタートさせることが美徳のように思っていましたが、 無理して起きても、午前中はボーッとして何も進まないこともしばしば。
だったら、思い切って午前中は“休む時間”にしてしまおう、と考えるようになりました。 洗濯も掃除も、午後からやればいい。 自分の体調に合わせてリズムを変えることで、1日の充実感が増したように感じます。
夫や家族に「頼る」ことは悪じゃない
以前は「家事は自分の役割」と思い込んでいて、 夫に頼ることがなかなかできませんでした。
でも、しんどいときに「お願い」と声をかけてみたら、 意外とあっさり手伝ってくれるものです。
「今日洗濯物を干すの、お願いしてもいい?」 「お夕飯つくってもらえる?」
そうやって少しずつ任せるようになったら、 「自分が全部やらなきゃ」というプレッシャーが減って、家族との関係も良好になりました。
家事を助けてくれる“神アイテム”4選
更年期の体には、便利家電や時短アイテムの助けが本当にありがたいです。 ここでは、私が実際に使って「買ってよかった!」と感じたものを4つ紹介します。
ロボット掃除機
床掃除を自動でやってくれるだけで、体力も気持ちも助けられます。 毎朝の掃除機がけから解放されました。
ドラム式洗濯乾燥機
洗って干して取り込む、という一連の動作がなくなるだけで劇的にラクに。 「今日は洗濯できない」という罪悪感がなくなります。
最近では10万円を切るものも販売されているようですね。
電動調理器・ホットクック
材料を入れてスイッチオン。放っておくだけで一品完成。 料理が億劫な日でも、手作りごはんが用意できます。
疲労を回復してくれる入浴剤
ゆっくりお風呂に入る時間は、体も心もほぐれるひととき。 湯船に浸かるだけで、その後の家事が少しラクに感じることもあります。
家事ができない自分を責めないで
私自身、以前は「できない自分」がイヤでした。
でも今は、「今日は動けなかった。でも明日はちょっとだけ洗濯しよう」 そんなふうに“ゆるく、でも続ける”ことを心がけています。
更年期は体力も気力も揺らぐ時期。 だからこそ、便利なものに頼って、自分に優しくすることが必要だと感じています。
がんばりすぎない家事だから続けられる
「がんばらない」=「投げ出す」ではありません。
がんばりすぎないからこそ、長く続けられる。
更年期の家事は、“ちゃんと”よりも“自分のペース”を大切にする。
便利な家電や時短アイテムに助けられながら、 その日そのときの自分の体調に合わせて、ゆるく暮らしていきましょう。
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